アメリカでの健康に関する調査を二つ紹介します。

日本でも参考になりそうな内容です。
 
特に「座る時間が長い人は~」の件は、個人的にかなり気になります。

起業家たちはヘルシー生活

まずは海外の起業家たちも健康に気を使うようになってきた、という話題を。
 
MSN産経ニュースさん
起業家の成功の秘訣は「睡眠、食事、運動」
sankei.jp.msn.com/wired/news/120331/wir12033110000000-n1.htm
(現在この記事は削除されています)
 
起業家というと、「ろくに食事もとらず、不眠不休で仕事に没頭する」なんてイメージもありますが、現在のシリコンバレーではすでにそれは時代遅れなようです。
 
記事の内容をまとめます。

■シリコンバレーの起業家たちが、朝から晩までピザとコーヒーで仕事を続ける時代はもう終わっている
 
■起業家たちの間では、プロスポーツ分野と同様の適切な食事摂取が常識になりつつある
 
■Sequoia Capital社では、魚や脂肪分の少ないタンパク質と野菜が出される これは、生産性を高め、関係者の寿命を延ばすため
 
■睡眠 Square社は、社員の一部に睡眠モニターを導入し、睡眠データの点数が高いと判断力がアップすることを発見している
 
■食事 起業家の食生活はカフェインとハンバーガーから、昆布茶、ケール、キヌアに変わった 質の悪い食事はエネルキー放出にムラが出て効率が悪い
 
■運動 現在の企業家は、トライアスロン、スキー、自転車などで実によく運動する 新興企業経営はマラソンであり、ベストな成績を出すには自律が必要
 

 
「日本人の生活はアメリカよりも健康的」なイメージは、ある程度は当たっているかもしれませんが、こと仕事をやる人の健康意識に関しては、アメリカのほうが上なケースもあり得るようです。
 
働く日本人が「忙しくて健康に気を使うヒマがない」のもわかりますが、日頃の食事や「ながら運動」に意識を向ける余地はまだあるはずです。
 
私は現在そこそこ健康を維持している(つもり)ですが、それほど時間のかかることはしていません。ちょっとした工夫を習慣にしているだけです。
 
仕事の量を自分でコントロールするのは難しいかもしれませんが、自身の習慣は変えられます。
 
「体調イマイチ・・・」という自覚があるなら、ちょっと工夫を加えてみてはいかがでしょうか。
 
次に、一部の方には「生活習慣を改めないとダメかな?」と考えるきっかけになりそうな話題を。

座っている時間が長い人は寿命が縮む アメリカの調査

座ってパソコン作業をすることが多い私にとって、かなりショッキングな記事です。
 
アメリカで、男性約5万3千人、女性約7万人を93年から06年の14年間追跡調査したところ、日常生活で座っている時間が長い人ほど寿命が短くなることがわかりました。
 
座っている時間の長さは肥満、糖尿病、心臓疾患の発症に関連しているのだとか。
 
元記事はこちら↓ですが、現在は削除されています。
http://shine.yahoo.com/channel/health/beware-sitting-too-much-may-shorten-your-life-2172082/


1日に6時間座っている女性は、3時間未満の人に比べて37%も死亡リスクが高まり、男性の場合は17%も高くなります。
 
一番まずいのは長時間座り続けて運動を何もしないことで、死亡リスクが女性は94%、男性は48%まで上がってしまいます。
 
一日のうちに少しでも運動をすればこのリスクは下がります。
 
記事では、今すぐにでも身体を動かす習慣をつけるよう、以下のような運動を勧めています。

・朝早く、あるいは仕事が終わってから速足でウォーキングをする
 
・仕事で使っているイスをエクササイズボール(日本で言うバランスボール)に替えて、体幹を鍛える
 
・エレベーターではなく階段を使うことはもちろん、ステッパーを仕事場に置いて、資料に目を通している時や電話中に使う
 
・つま先でアルファベットを書いて、足首とふくらはぎを動かす
 

 
その他にも、一緒に運動する仲間を見つけることなどが推奨されています。
 
私はモロに「長時間イスに座っている人」なので、今後はさらに意識して運動します・・・。